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冬の「龍脊棚田」は美しい
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(20票) 更新日:2019年05月24日

冬に入り、桂林はだんだんと寒い日が多くなってきました。龍脊棚田は一年中観光できますが、最も素晴らしいのは、春と秋の季節です。しかし、冬の時季は余り知られてはいませんが、なかなか魅力的な季節でもあります。

こんにちはチャイナエイトです。



今日は冬の龍脊棚田についてご紹介いたします。



撮影日:2013年1月1日



撮影場所:広西省桂林市 龍勝県大瑶山棚田



 



 先日、2013年の新年にあたり、お正月休みを利用して友達と一緒に、桂林の龍勝県「龍脊棚田」へハイキングに行きました。



 



 途中、道路の両側には金柑やミカン、オレンジなどの樹々がたわわに輝いて見え、道端ではそれらの果物が山と積まれ、多くの直売所が店開きしています。その安さはビックリものです。1斤(500g)3元(約40円)程度で買うことができるんです。瓢箪形でとても大きいザボンもよく見かけます。水分も多く、非常に美味しいものです。



 



 龍勝県に入ると、道は曲がりくねりカーブが多く、運転にはとても気の抜けない箇所が多く現れます。11時前に龍勝県「大瑶山棚田」に着きました。「大瑶山棚田」まだまだ知られていなく、「平安棚田」ほど有名ではありません。とても美しい景色が広がっており、景色の素晴らしさでは負けていませんよ。棚田の中に少数民族の村があり、自然と人間との調和のとれた生活振りが感じられます。写真愛好者やハイカーには、とても人気のスポットです。



 



 山の中ほどの料金所からゆっくり登ってゆくと、白い長い布を頭に巻いたチワン族とか赤い衣装のヤオ族などの人々と出会えます。時には、後ろから近づいて来て「私の家で昼ご飯を食べませんか?」と声が掛かったりします。これは、現金収入の少い山の貴重な機会であり、彼等の臨時収入になりますので、親切に誘ってくれたと勘違いしないように。



 



 視界一っぱいに広がる棚田は、帯のように横に伸び、麓から山頂まで見事な曲線を描きながら一層一層積み上がって見えます。田の畦道に沿い歩くうちに、その風景の中へ生活の疲れや悩みが消えてゆくゆうに感じます。



 



 40分ほど棚田の山道を歩き、ヤオ族の集落へ入ります。ここから下界を見ると、登ってきた棚田たちが美しく輝いています。お正月の前後に、水田へ水を張り、それを遠くから眺めると、まるで銀色の首飾りが光っているように見え、その素晴らしい景色は筆舌に尽くせるものではありません。感動!



 



 お昼は農家で「竹筒飯」などを食べました。料理は農家自家製の「臘肉」(ベーコン)や、地卵、干し筍、カボチャ等で、すべて農家で穫れた材料で調理されていて、とても美味しいものでした。アー満足-満足。



 





龍脊「大瑶山棚田」にはロープウェーがあります。ロープウェーに乗って、空中の景色を鑑賞しながら山頂へ、楽ちんで好いでしょう。



 





棚田の形は田螺のように見えます。狭い田んぼは一層一層横に伸びて、まるで帯が積み重なっているようです。霧が山々の間に立ち込めて、人間が描いた絵みたいです。見事なものでしょう。



 





棚田の中に少数民族の村があります。どの家も建て方が同じです。木で作った壁で、床もびかびかするほど綺麗で、屋根も南特有の小さく薄い瓦で葺いています。



 





家の周りにすぐ田んぼがあります。その田んぼには、韮、ホウレンソウ、ニンニクの芽、大根、白菜などの野菜も作り、みんな自給自足の生活をします。ここは本当に桃源郷みたいな所です。



 





遠い田んぼには家鴨、ガチョウなどがのんびりと餌を探しているのが見えます。



 





桂林では暖かいところで、二期作が出来ます。棚田は海抜が高いので、桂林より寒く、一回だけ稲が収穫できます。穫った稲の穂は家の周りの空き地で自然乾燥します。頂上の標高は大体800メートルあります。



 





最近はよくハイキングのグループが来て、お金を使ってくれるので、この村の現金収入も増え、生活は豊かになっています。皆立派な木造の家です。



 





お正月の前後に田んぼに水を入れています。狭い田んぼに透き通った水を湛えてまるで銀色の首飾りのように見えます。田んぼはみんな狭くて「青蛙跳一跳,跳过三块田」という諺があります。



 





村の路は全部石で作ったもので、素朴で、生活の息吹があります。



 



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龍脊棚田とヤォ族長髪の日帰りツアー



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