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世界遺産の蘇州庭園・拙政園
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(6票) 更新日:2012年11月13日

 世界遺産に指定されている蘇州古典園林のうち、蘇州最大の庭園である拙政園は造園芸術の傑作、蘇州庭園の代表といわれる。


   

  こんにちは、チャイナエイトです。今日は蘇州庭園の「拙政園」を紹介致します。

  蘇州には「四大名園」名園があります。それは「拙政園」、「獅子林」、「留園」、「滄浪亭」です。その中、最も面積が広くて見所が豊富な庭園は「拙政園」です。 

  

  拙政園は明代の役人王献臣が400年前に作ったのです。持ち主は「つたない政治」でこの庭園を命名したのは、自分が政治に対する不満を表しているそうです。



  中国5Aクラス(トップクラス)の観光地です。ユネスコに世界文化遺産として認定されました。



  庭園の総面積は5.6ヘクタールもあり、蘇州庭園の一番広いものです。

庭園は東部、中部、西部に分かれています。その中、東部の建築物は破壊されたことが多くて、中部と西部の保存はややよかったです。



  中部庭園のこの場所から見ると、約2km先の「北寺塔」までも見えます。これは中国庭園の「借景(しゃっけい)」作品の代表です。自分の庭園内の景色ではありませんが、隙間を通して、その塔の景色を借りて、庭園の深さを増加しました。



  曲線の「遊廊」で庭園の各地の建物をつなげました。雨除けの機能以外、景色の一つにもなります。



  また、持ち主大好きな植物もたくさん植えていますが、その内、中国役人としての「正直人生」を代表する竹も著しく多かったです。



  拙政園の中部庭園のスポットと言えば、まずはこの「見山楼」です。持ち主の書斎の建物です。周りには、水の景色(蓮の花)を鑑賞することもできれば、隣の山を見ることもできます。



  「見山」という言葉は東晋時代の詩人陶淵明の詩から取った言葉です。

採菊東籬下(菊を採る 東籬の下)

悠然見南山(悠然として南山を見る)

  持ち主も詩の中で表現した隠逸生活への憧れを表しました。



  また、中部庭園のメインの建物、持ち主の応接間として設けられた「遠香堂」です。四面八方どこを見ても正面の景色を見ることができます。



  この「遠香堂」の三つ文字は中国明代の詩人画家の文徴明の字です。



  このの写真は「香洲」と言います。このような古代中国船舶の形をする建物を「舫」と言います。

この船の形をする建物は三面に水に囲まれています。まるで舟に乗った気分で建物の中にいることができます。



  これは「枇杷園」です。庭の中の庭です。

本当に枇杷も植えています。

 

  この2枚の写真は東屋「梧竹幽居」の中かた撮ったのです。

  実は、東西南北の四方面に眺めると、四つの円形の門があります。その門を通して、春夏秋冬四季の移り変わりを見ることもできると言われています。

  更に、二つの対面の穴から立体的に見通しをすることや、二つ横に並べる穴を見通しをすることによって、全く違う風景が見えるのが面白かったです。



  蘇州拙政園の西部庭園です。

  ここは、東部と中部庭園より、若干近代的で、後の持ち主からリノベーションした内容が多いです。



  この写真の撮り方がちょっと下手でしたが、実はこの扇子の形の窓を通して、一つの東屋「笠亭」が見えます。



  メインの建物はこの「三十六鴛鴦(オシドリ)館」です。古代のリビングルームですが、南北対照的に作っています。家具の陳列や、建物のデザインは非常に優れています。



  現在、その名前を呼び戻すために、本当にオシドリも飼っています。日本と同じですが、一婦一夫制の象徴で、持ち主の愛情を表しています。



  これは「浮翠閣」と言います。

  ここの「翠」は緑を意味します。緑の上に上がってくる建物という意味です。



  拙政園には建物以外、植物も美しいです。

  持ち主大好きな蓮や竹、また長生きの銀杏が600年以上の樹齢を持っても、頑張って生きています。



以上、チャイナエイトよりお伝えしました。





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